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瀬尾健一先生の足跡を「座右の銘百選」として辿ってきましたが、前回をもって大団円。
今回から、いろんな場で学んだり、収集したりして書き留めてきたものに、私自身の提唱を交えながら、「新・座右の銘百選」として綴ってまいりたいと思います。
最初にお断りしておきますが、瀬尾健一先生とはあまりにも知識教養がかけ離れていますので、十分承知おきいただきお読みいただきますようお願いしておきます。

2016.4.1 記

座右の銘百選へ

「後悔 先に立たず」

「後悔 先に立たず」

新・座右の銘百選 76
「後悔 先に立たず」
 なにも説明いりませんね。
 このところ歯の治療にずいぶん時間をとられています。10月は5回も。
 20歳まで虫歯はゼロだったんですが、それが1年で一気に悪くしてしまったのです。脱サラで税理士を目指し、第一歩を踏み出した年のことです。
 この年、藤井会計事務所に入所。 当時、現事務所(中京区)の近くにあった関西経理専門学校(夜間)専修科に入学、月水金の授業に通っていました。 同時に火木土には松原大宮西入るで「松原珠算教室」を開き(もちろん夜)、夕食はいつも9時を過ぎていました。 因みに、日曜はできる限り、連珠の普及に乗り出し始めた重要な時期という理由から2回に一度は父の催す連珠道場に顔を見せていましたから、 いったいどういうやりくりをしていたのか、今となっては自分でもさっぱりわかりません。ともかくこれで一気に虫歯におかされてしまったのです。
 〈参考〉ソロバンは2段。高校の3年間、全珠連競技部長の小林昭先生の主宰されていた今熊野珠算教室で助手・選手コーチをしていたので経験は豊富です。 1年後には生徒数30数名にもなり、収入もそこそこ。わずか1年で3級に合格、2級をうかがう小学生も出ており、評判も上々だったのですが、さすがに体にきつく、 本命を見失ってしまいそうなので、すっぱり閉鎖しました。

 虫歯の話に戻すとたんなる言い訳ですね。きちんと歯磨きさえしておけばこんなことにはならなかったでしょうに! 自戒を込めて「後悔 先に立たず」です。
〈悪あがきの言い訳〉でも まだ自分の歯は16本持ちこたえていますから、まだいい方かもー。
 


早川嘉美の研修&行動日記

板谷波山の陶芸 鑑賞

 泉屋博古館で催されていた「生誕150年記念 板谷波山の陶芸」展を鑑賞に出かけました。
 案内に「近代陶芸の巨匠、その麗しき作品と生涯」とありましたが、本当に澄んだ見事な色が印象的でした。
 この後、足を延ばして岡崎一帯で催されていた「京都学生祭典」に回りました。
 自慢の孫が加わっているレゴ同好会の作品を展示していましたから~。 可哀想にグラウンドの片隅ではなかなか目につかず、その上かなり激しい雨になってしまいました。 それでも本人がご機嫌です。ホントいい性格している。
 爺バカでした。


2022.10.9

活気のある商店街・出町商店街を散策

9月-10月には3連休が3回もあり、10月に入ってまだ続いています。 ボケーッと2日間を過ごすのはもったいない。どうして過ごそうかなぁ~と思ったところで気づいたのは、「石積み」の本拠地??出町柳に出かけて、 「石積み」にチャレンジし、ついでに活気のある出町商店街を見ておこう、と歩きで出かけました。
 出町に着いて石積みできるのはどこだろうと探すのですが、それらしきところは見つからず。30分ほど探したのですが断念。
 あきらめて、出町商店街に回ったのですが、こちらは予想を超えて、これまで行った中でも一番という賑わいでした。 ユニークなお店が客を呼び、それが縁でまたユニークなお店ができる、という好循環を呼んでいるのかなぁ~という気がします。
 私どももそば処に行く予定だったのですが、楽しそうなカレー専門店が目に留まり、そのお店に入ってしまいました。この動きが相乗効果を呼び込んでいるのでしょうね。
 飲食店関係の方、商店街の活性化を真剣にお考えのリーダーは、ぜひ一度 出町商店街を視察先の一つに選んで、足を運んで見られてはいかがですか。

 ところで、カレーライスといえば、先日、岡崎に出かけた折、以前に少しの期間、関与先の関係にあったインドレストラン チャンダーに寄りました。
 入ったのはお昼を少し回った1時過ぎで、お客さんはこの時点でゼロ。 私どもが席に着くか着かないうちに、追っかけるように、お一人が入店。 メニューを見ていると今度はアベックが入ってきます。その後もあれよあれよという間に、ほぼ満席。 こんなことってあるの?という感じですが、私どもにはよく見かける風景です。
 理由もあります。応援したい、というお店に入った場合、いつも「お客さんを呼び込もうか!」と暗黙の打ち合わせ(目くばせ)をします。 やることは、まず位置取り。店の外から楽しそう、おいしそうな光景が見えそうな位置(まるっぽは見えない)を選びます。
 そして、楽しそう、おいしそうな雰囲気、オーラ―を醸し出すことに徹します。 すると不思議や不思議、たちまちという表現がホントのように、次々と来店者があり、たちまち賑やかになるのです。
 我々の確率は90%と豪語していいくらいです。
 飲食店経営者の皆さん来店者を案内するときに「お好きなところへどうぞ!」ではなく、 これをヒントとしてご案内する位置を日ごろから、お考えになっておくことをお勧めします。
 疑っても益することは何もありません。信じよ!さらば浮かばれん! まず、実行することを選んでみませんか。

2022.10.9

ちょっと悲しい いい仕事

ちょっと悲しいいい仕事だったのかなぁ~と思う出来事がありました。
 9月4日、相続についてのご相談がありお会いして対策を提案しました。 被授与者となる方は91才ですが、入院中とはいえ近々退院して施設に入る日も決めておられました。
 今回のご相談については、すこし遠方なので、この日のご意向を整理して対策を提案、 受任者双方で確認・合意できれば印鑑証明等を取り揃えていただきたいということにして、最小限の資料お預かりし、あとは郵送でのやり取りということで辞去しました。
 その後、双方が合意したとの連絡→必要資料の郵送を指示→必要資料の到着に基づき書面を作成して郵送(署名押印指示)→ 書面に双方の署名押印を済ませて返送(9月29日)→受理して確定日付を受印 と比較的スムースに進め、終えたのが10月3日。
 ところが、退院して施設に入所と決められていた矢先に病状が急転悪化。
10月6日 ご逝去されました。わずか3日後。こんなことってあるのか、という啞然とする心境です。 どこかで少しでも滞っていれば、故人の遺志が働かなかったのだから…。

2022.10.9

青税OB 60年会税務研修に参加

家事費と贈与の絡みをテーマ―にしました。
 会社社長である夫は月額200万円の報酬を得ている。このうちから100万円を毎月の生活費として妻に渡している。 その使い道には一切関知せず、臨時支出は夫がすべて賄っており、夫婦間ではまったく波風を起こしていない健全な生活状態である(あった)。
 そもそもお二人に贈与という考えはまったくなく、月収の200万円は妻の協力があって成り立っているわけだから、 生活費をどのように使おうと妻の権利の範疇であるという考えである。当然、預金もしかりです。とても素敵な、健全な考えですよね!
 こういう状況下で夫が亡くなった。70歳半ばであり、婚姻生活も40数年でした。
 ここで相続税における取り扱いにおいて疑義が生じてきたのです。
 妻は毎月受け取っていた100万円を切り詰め、50万円を自分名義の預金としてきたのです。1年にすると50万円×12ヵ月=600万円 もちろん贈与税の申告などしていません。 このような状況下で相続が生じたのですが、この時点で8,000万円の預金が妻名義となっていたわけです。
 さてこの8000万円はどう扱うか。代表的な意見はー
Q1 妻は働いているわけではなく、妻に預金をする財源はない。これに従えば、預金はすべて夫のものと解するのが妥当である。つまり、すべてが相続財産である。
Q2 そんな馬鹿なことはない。奥さんに渡されたのは生活費であり、妻は生活を守るために収入のある働きは出来なかったわけだから、当然、生活費を受け取る権利は生じている。 これを節約して貯めたのだから、その時点で妻のものと解すべきだ。相続財産ではない。
Q3 よしんば、贈与と解するなら、妻の預金は生涯ゼロであるのか? そんなことは論外である。 100歩譲って、100万円×12ヵ月×5年=3000万円程度を相続対象にするべきだ。

こんな現実的なことも話し合っています。

〔採決事例入手〕 その後、メンバーの一人から「採決事例」が届きました。 先の事例では妻の無所得ですが、妻にわずかの所得(夫と割合4.69%)であったが、妻に7100万円の預金が残されていたケース。 詳細は割愛しますが、夫の財産と解することは出来ない、との判断が下されました。

2022.10.11

事務所開設時の関与先 文さんご逝去

遠く49年前、開設と同時に顧問税理士として契約してくださった恩人 愛称・文さんコト中川文三郎氏がお亡くなりになりました (この日にご連絡いただきましたが7日にお亡くなりになっていました)。享年95歳。
 ここ数年前から体調を壊されており、その都度お医者さんも驚かれるほどの甦りを見せておられましたが、とうとう悲しい別れになりました。 義兄の釣り仲間で、その関係でいち早く、顧問契約を結んでいただいたのです。
 ほめられもし、厳しい𠮟咤もされましたが、後年は極めて深い信頼をいただき、 相続対策を状況が変わる度に微調整されていたのが印象的です。開設当時のトップの方と最後のお別れとなりました。心からご冥福を祈ります。

2022.10.13

「関西大学生 レゴブロック展示会」を鑑賞

我が家の期待の星 レゴマスターの夢も失わない孫 泰隆の活動がいよいよ活発になり、活動範囲が広くなり、評価も高くなってきたようです。 ますます楽しみではありますが、ちょっぴり本筋も「忘れんといてや!」と心配するのはジジバカそのものですね。
 この日は初めて企画された「関西大学生 レゴブロック展示会」にいそいそと鑑賞に出かました。 会場となった梅小路公園は快晴とあって大変な賑わい。その一角、緑の館での展示会。こちらも大変な賑わいでした。
 ここで詳報を記すより翌日の京都新聞が楽しい
 写真上;京大レゴ同好会で合同製作した京都大学百周年時計台記念館(レコ約4万個)
 写真下;泰隆作 宇宙戦艦ヤマト レゴ約1万5千個


 おまけをもう一つ。↓ 10月9日の写真と比べてみてください。同じ作品ですよ!!

 じっくり見ていたら、孫に写真の撮り方を教えているおじいチャンがおられる。
 聞くとはなしに聞いているとなるほどと合点する内容。
 私もさっそく指導に乗っかったアングルで撮ってみました。
 もちろんやすべぇの作品です。爺バカもここまでいけば許してもらえるでしょ。

2022.10.23

近畿税理士会東山支部

税務研修会に出席
 この日のテーマは「最近の注目 凡例実務に役立つ税務・税賠判例解説」で講師は弁護士さん。
 日ごろ抱いている「いき過ぎた節税対策は、人生を狂わしかねません」の確認となりましたが、それにしても税理士にとって重い永遠のテーマなのでしょう。
 法解釈がそもそも難解なうえにギリギリを突いたり、盲点を突いたり、節税という名で相談者が不利なことを伝えないことが加わったりするものですから、 難解極まりないものになります。当然難しい法解釈の解説になるわけですが、難解なうえに講師がかなりの早口なものだから、資料を追っていくだけでも大変。
 ただ、我々税理士には「善管注意義務」という重い縛りがあり、素通りするわけにはいかないのです。 この機会に税理士と依頼者との契約関係をおさらいしておきましょう。(税理の立場から)

① 忠実義務 ② 善管注意義務 ③ 説明・助言義務

 問題は②の善管注意義務です。  依頼内容の実現にあたっては、依頼者から特別に指示があったか否かを問わず、善良なる専門家として尽くすべき慎重な配慮を尽くす義務。
 依頼者に対して有効な情報を提供し、依頼者が適切な判断を成し得るように配慮すべき義務。
 少しやさしく説明を加えると、指示がなかったこと、隠し事をしてあえて話さなかった場合にあっても、質問し聞き出すことが肝要であり、 その確認のため「契約書等の交換」「打ち合わせの書面化」を交わしても考えるべきということになります。
 いずれにして、私の年齢的にも複雑な論戦を繰り広げるような節税対策は、事後の責任を取れない年齢になっていますので、取り扱わないようにしていきます。

2022.10.24