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闘病日記 令和元年

しばらくご無沙汰勝ちの状態になった方がおられましたが、実は6月頃から体調に少し違和感を感じ、検査検査に明け暮れていました。
既に手術を終え、順調に回復途上におりますが、今しばらく養生優先で活動したいと思っています。ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。
以下は闘病生活です。

6月頃から体重が少しずつ減り始め、同時に下腹に何となく違和感を感じるようになりました。といっても、日常生活には何の支障もなく過ごしていたのですが…。
もう6年前になりますが、急性心筋梗塞以来、3ヶ月ごとにかかりつけ医の定期検診を受けていますので、その折に相談を持ち掛けたところ、町医では精密検査はむつかしく、「久しぶりでもあるので、一度日赤で精密検査を受けてもらいましょう」と紹介状を書いていただきました。

6月27日 日赤へ。この日の問診、検診ではわからず、後日精密検査を受けることになりました。

7月4日 あらゆる精密検査を受診。その結果、最後の検査でどうやらこれらしい、とわかったのが、大動脈瘤肥大。

7月18日 正式に検査結果の報告を受けたところ、大動脈瘤であることを告げられ、いつ破裂してもいいくらいに大きくなっていることを告げられました。対処方法としては2種あるそうですが、「今の元気さを10年続けさせて欲しい。そのために今、少々の日時を要しても我慢します。そちらでお願いします」とためらうことなく伝えました。「最善を尽くしましょう」の言葉をいただいて、いろんなリスクも視野に入れての細部の検査も加えていただくことになりました。

7月22-24日 ショート入院。6年前の急性心筋梗塞の手術の現況をチェックしてもらうのが主目的。結果は執刀医ご自身が「100点満点」と笑顔で語っていただく結果をお聞きすることができました。

7月29日 事務所主催のサマーセミナーでの講師を務めました。「真の経営者 新のリーダーに必要なことは?」と大上段に構えたテーマーですので、オタオタ弱々しい発表ではいけません。皆さんに気付かれることなく発表を終えたのですから、合格点を与えてもいいのかもしれません。

8月1-3日 ショート入院。この日は具体的に手術の方法を決定するためと、肝臓への影響を最小限にするための模索だったようです。 6日再検査、8日再検査。13日、手術についての具体的な手法等を詳細にお聞きしました。

18日入院。点滴を受けながら、いよいよ手術に向けてGOサインです。

20日 手術を受ける。自覚症状がほとんどなかったので軽く考えていたのですが、大動脈瘤切開というのは大手術だったのですね。後になって驚いています。4~4,5cmが標準らしいですが、7㎝にも育っていて、いつ破裂してもおかしくないくらいギリギリだったようです。  
以下の報告は「ご挨拶」に譲ります。どうやら命拾いしたことは確かで、お医者さんにお願いした「10年は元気で働きたい」という思いは届けられたようです。 ありがとうございました。


〈追記〉
手術の方針が決まってから、以前から学んでいた天風哲学を幾度も幾度も繰り返し読み、「我らの誓い」「力の唱句」を唱え続けていました。
この時に痛切に感じたのは、「体力 気力 胆力」の教えです。
いうまでもなく、手術を受けるためには、回復も含め「体力」は欠かせません。
手術、全身麻酔の恐怖に耐えるためには、「気力」は不可欠です。

体力は日々の散歩がことのほか役立ちました。手術を終えた直後から、脚力、腕力がことのほか効果がありました。
気力は天風哲学、SMC、中国気功、催眠法がいかんなくその効果を発揮してくれました。
問題は「胆力」です。はたして、どうであったか? あまり自信がありません。これからの課題にしていきたいと思っています。 胆力;いかに大切なものであってもこれを採用しない勇気、いかに駄目なものであっても、その場その場では採用し、取り上げることの勇気。心していきたいと思っています。

―9月20日 手術からちょうど20日目の日にー




ご挨拶

 早や9月に入り、残暑お見舞いのご挨拶をする機会も失しましたが、皆さんにおかれましては、ご清栄にて業務にお励みのことと存じます。
 さて、私コト サマーセミナーの大〆めで触れさせていただいた通り、8月18日に入院、20日に手術を受けてきました。
 自覚症状がなかっただけに軽い考えもあったのですが、実際は大変な手術でした。病名は大動脈瘤でいつ破裂してもおかしくないほどに成長しており、一つ間違えば〈突然死〉の危険のある状態だったようです。6月下旬体重が減りはじめ、7月に入って下腹に違和感を感じ精密検査を受け、発見されていました。
 おかげさまで、執刀医も驚かれるほどの回復ぶりで、20日間の入院予定でしたが、1週間残して退院するまでに回復しました。ありがたいことでございます。ということですでに峠を越していますのでご放念ください。
 なお、今しばらく自宅と事務所をのらりくらりと行き来しながら、当面の業務をこなし静養優先とさせていただきますので、よろしくご寛容のほどお願いも申し上げます。
 ありがとうございます。
        令和元年9月3日

早川 嘉美


退院後初出勤
退院後初出勤


(追伸)
 それにしても「全身麻酔」の体験は空恐ろしいですね。直前まで天風唱句を繰り返し繰り返し唱えながら、一見平常心を保っていたのですが、手術直前2時間前になるともういけません。 〈この世の別れになるかもしれない〉という思いが飛び込んだとたん、なんとも空恐ろしい気持ちを拭い去ることができませんでした。
 ともあれ、朝8時半に自分の足で歩いて手術室に向かったのですが、「早川さん 終わりましたよ」の声で目覚め、「わかりますか いま4時半ですよ!  心配して見守っておられた方が見えますか?」と言われて目を振ると家内、娘、孫娘、義妹の姿がしっかり見えました。この反応だけで「すごい回復です」とおっしゃっていたのが印象的です。
 その前後のように思うのですが、激しい幻覚症状を見ていました。そのことも含め、日ごろの基礎体力、基礎気力、胆力の大切さをいやというほど味わいました。
これからの活動を通じて、皆さんの経営に生かしていただくよう提唱を続けたいと思っています。