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早川嘉美実戦録

早川嘉美 実戦録(1)

早川嘉美 実戦録(1)

【第38期名人戦 関西地区一次予選(2000.5.21)】

黒勝 九段 早川 嘉美
▲白 五段 井綿 章久(大阪)
●27にて四三勝ち

黒11、13が早川流。13、11なら平凡だろう。
黒13を打つときは、次に白がAに打ってきた場合を考えている。

早川嘉美 実戦録(2)

早川嘉美 実戦録(2)

【第38期名人戦 関西地区一次予選(2000.5.21)】

黒勝 九段 早川 嘉美
▲白 五段 飯尾 義弘(兵庫)
●33にて白投了

白14から黒も難しいが、白の防ぎがもっと難しい。黒23で勝負あった。

早川嘉美 実戦録(3)

早川嘉美 実戦録(3)

【第38期名人戦 関西地区一次予選(2000.5.21)】

黒勝 九段 早川 嘉美
▲白 七段 阪本 弘氏(大阪)
●69にて四三勝ち

白12はチーム世界選手権で打たれた作戦で、で、黒13なら作戦成功だそうだ。
このところの対阪本戦では、作戦でことごとく打ち回されているが、少々の不利をいとわぬのが、早川流でもある。本譜でも黒十分楽しいと思って打っている。黒43と打ち、白44の四ノビをどうしますか?と問うたのに対し、白44と四ノビをしたのを敗着とする。これで黒が打ちやすくなった。

早川嘉美 実戦録(4)

早川嘉美 実戦録(4)

【第38期名人戦 関西地区一次予選(2000.5.21)】

黒勝 九段 早川 嘉美
▲白 四段 飯田 皓一(大阪)
●47にて白投了

黒9から10とヒイて、11とタタク早川流を使わないで、楽しんでみようと思った。
黒15が楽しい。
以下、黒がのびのび打っているようだが、白34でAの急所に防がれると、たちまち困っていた。連珠の一手は恐ろしい。

早川嘉美 実戦録(5)

早川嘉美 実戦録(5)

【第38期名人戦 関西北陸二次予選(2000.6.7)】

黒勝 九段 早川 嘉美
▲白 二段 武原 健次(富山)
●19にて白投了

黒7が今興味を持っている作戦。昨年も対河村典彦九段戦で使っている。
白10、12が甘い。黒13-17が一連の好手順。
特に17が好手だろう。

早川嘉美 実戦録(6)

早川嘉美 実戦録(6)

【第38期名人戦 関西北陸二次予選(2000.6.7)】

▲黒勝 九段 早川 嘉美
  白 五段 飯尾 義弘(兵庫)
●25にて白投了

前局と同型のスタートの白8、10は初めて打たれた。
黒17で長考。長考の理由は、白18でAに打たれた場合の対策を考えたもの。
白18とついて回ってはダメだ。

早川嘉美 実戦録(7)

早川嘉美 実戦録(7)

【第38期名人戦 関西北陸二次予選(2000.6.8)】

  黒 七段 阪本 弘氏(大阪)
▲白勝 九段 早川 嘉美
○62にて黒投了

珍しい私の白番。黒11と流行の手を打たなかったのは、事前に準備した対私用の作戦。積極かニゲか?
白14は、19とトビ四をしてからだった。黒17に打たれてみると白に強攻策がない。
攻め一筋だけではなく、白28、30の打ち方ができるようになったのが、好成績を残す理由といってよいだろう。

早川嘉美 実戦録(8)

早川嘉美 実戦録(8)

【第38期名人戦 A級リーグ(2000.9.23)】

黒  九段 早川 嘉美
白勝 五段 久富 隆洋(神奈川)
白26にて黒投了

黒7-11は幾度か使った作戦だが、白12、14でしびれてしまった。
これで黒11は今後打てない。黒完敗。

早川嘉美 実戦録(9)

早川嘉美 実戦録(9)

【第38期名人戦 A級リーグ(2000.9.23)】

黒  九段 早川 嘉美
白勝 九段 奈良 秀樹(神奈川)
白90にて黒投了

両者ノーガードのような展開。
黒11、13は随分打っているが、成果はない。
といっても、不利ながらいずれも混戦形になっている。黒37、51・53、75がいずれも大きなミス。敗着は黒81。ここでは82に四ノビをしておけばドローであった。

早川嘉美 実戦録(10)

早川嘉美 実戦録(10)

【第38期名人戦 A級リーグ(2000.9.23)】

黒勝 九段 早川 嘉美
白  八段 藤並 久雄(福岡)
黒61にて白投了

黒7は最近の研究。
白12に、黒11-15は自慢の手順だが、黒17からが難しい。私には珍しい50分の長考だったが、結局、好手は見当たらなかった。
以下は、藤並八段がじれるのを待っての防手に努めた。果たして黒51が見事な逆転の一手となった。
黒13からは、再検討を要す。

早川嘉美 実戦録(11)

早川嘉美 実戦録(11)

【第38期名人戦 A級リーグ(2000.9.24)】

黒  八段 西園 典生(京都)
白勝 九段 早川 嘉美
白60にて黒投了

珍しい私の白番。白14が作戦。小刻みに考え込むふり?をして、ここまで誘導。
黒15が失敗。白16で一気に攻守ところを変えたた。黒25、白26は高度なヨミあい合戦。
黒にミスがあって、白快勝となった。

早川嘉美 実戦録(12)

早川嘉美 実戦録(12)

【第38期名人戦 A級リーグ(2000.9.24)】

黒  七段 荒井 豊(山口)
白勝 九段 早川 嘉美
白24にて三々勝ち

空中戦。こういった棋譜が生まれるのが連珠の難しさであり、寂しさである。
ヨーロッパでは歴史が浅いこともあって、さかんにこの種の新手が試されている。
黒11は13。以下、白の対応が難しい。
いろんな手があるものだ。

早川嘉美 実戦録(13)

早川嘉美 実戦録(13)

【第38期名人戦 A級リーグ(2000.9.24)】

黒  九段 早川 嘉美
白  六段 飯尾 義弘(兵庫)
白72にて引き分け

平凡に白8、10に防がれると黒なかなか大変だ。
黒35で一安心。ようやく楽しみがでてきた。
途中黒13ではA、19では20、23では26を考えている。黒47、49、53が甘い47は反対、49は手抜きして53、53はやはり54であったか。以下も工夫してみたが・・・

早川嘉美 実戦録(14)

早川嘉美 実戦録(14)

【第38期名人戦 A級リーグ(2000.9.25)】

黒  九段 早川 嘉美
白  六段 草島 真人(宮城)
白66にて引き分け

黒19は疑問とのことだが・・・。
白20から猛攻が始まったが、黒27、29でホッ。
黒31からどう展開すればよいか難しい。41と大きく羽を大きく羽を広げた感じだが、白42が急所で黒の攻めが続かない。

早川嘉美 実戦録(15)

早川嘉美 実戦録(15)

【第38期名人戦 A級リーグ(2000.9.25)】

黒  五段 丸山 保司(静岡)
白  九段 早川 嘉美
白96にて引き分け

白12は旧法。最近はAと打って白有利らしい。
黒13からうまい展開をされた。
白34は採算があって打ったわけではない。しびれを切らした訳で、こんな手を打ってはダメ。
白に小さなミスが多い。

早川嘉美 実戦録(16)

早川嘉美 実戦録(16)

【第38期名人戦 A級リーグ(2000.9.25)】

黒  九段 早川 嘉美
白勝 九段 長谷川一人(兵庫)
白68にて黒投了

少し変わった手順だが、白11まで藤並戦と同じ。白14はありがたかった。15と打ててかなり打てる感覚となった。14に打たれていたら苦しい。
黒23と大きく開いて好形だが、右上辺の白模 様が圧迫となっている。
あの手この手と試みたが、長谷川九段の独特の防ぎが随所に出て逆転された。しかし57は失敗。
平凡に64に止めてまだまだこれからの勝負だ。

早川嘉美 実戦録(17) 3位決定戦

早川嘉美 実戦録(17)

【第38期名人戦 A級リーグ(2000.9.25)】

黒勝 九段 早川 嘉美
白  六段 久富 隆洋(神奈川)
黒89にて四連

持ち時間120分の対局に全力を注ぎ込んだ後に、30分の対局をするのは、本当にあわただしい。黒9はもう旧法になった。私は形を決めない打ちだけに好きである。
32は錯覚。四ノリを忘れて三々禁にハメたつもりになってアッと声がでた。
35から形勢逆転だが、黒勝ちは難しい。
白74の四ノビが失敗。75の四ノビだったら引き分けだったろう。